お久しぶりの更新です。
先日、埼玉の実家に小太郎さんを預けて、仙台に居る姉の家にお世話になりなが
ら東日本大震災のボランティア活動をしてきました。
姉の家から一番近い東松島市のボランティアセンターに行ってきました。
震災から4ヶ月過ぎた宮城県。
私がTVで見ていた瓦礫しかない光景とは違い、何ともない場所で普通に生活して
いる人々と今なお悲惨な状況で片付けに追われている人々が混在していて、不思
議な気持ちがしました。
私が活動したのは床下にあるヘドロを搬出すること、庭の枯れ木とヘドロの撤去
が主な仕事でした。
一見、普通の住宅街でもほとんどの家は1階部分が津波で1M以上の床上浸水に
あっており、4ヶ月たってやっと床板をはがせる状態まで片付けが終わったという状
況でした。
大工さんが不足状態で床板をはがすのに大工さん待ちの家がほとんど。床板をは
がした家から順番にボランティアの人々が手伝います。
1部屋のヘドロを掻き出すのも7~8人で1時間以上かかります。ヘドロが乾いてい
なければ半日以上になることも。
床下にかがんでの作業だし、臭いし暑いし大変でした。
ある1軒のお宅はおばあちゃんの1人暮らし。
家の前の道路から前には1軒の家も建っていない。海までは相当距離はありそうなのに・・・
石巻に出かけていた先で被災して、4日間の避難所生活の様子や家に戻るまでの話や
帰ってきてからの家の片付けの話も聞けた。
広い庭一面に30センチ以上積もったヘドロや藁などを1人で片付けて体重が6キロも落
ちたのよ!と笑って話す姿。
おばあちゃんの凄さに話を聞くだけで、こちらがパワーをもらいました。
復興に奮闘する地元の人々とボランティアにかなりの人数が来ていたこと。
特に若い人が日本全国からたくさん来ていたことが「日本も捨てたモンじゃないな!」と
うれしく、頼もしく思いました。
ボランティアセンターに「炊き出し」ならぬ「アイスの無料配布」がありました。
近所の子供達がたくさん来ていて、おいしそうに食べる姿が印象的でした。
後から「ボランティアの方々もどうぞ!」との事でちゃっかりおこぼれに預かりました。
汗をかいた後の冷たくて甘いアイスに癒されました。
初めてのボランティア活動で、たった2日で自分に何ができるの?と思ったけれど
「何もしないゼロよりは微力でも1の方が良い!」と信じて行ってきましたが、現地に行って得るものはたくさんありました。
自分のできることからはじめよう!
些細な事でもやってムダになることなんて1つもない。
1人1人の力は大きな力になることを確信できたと思いました。
テーマ:災害ボランティア - ジャンル:福祉・ボランティア
- ふと思うこと
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思い立ったら即行動!猪突猛進の生れですからね。(笑)
実際に行って見るのはとても貴重な経験ができました。
- 2011/07/15(Fri) 21:28:08 |
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